無駄をそぎ落とした後に現れる清々しい素朴なかたちを求めて、スケッチをするうちに、描かれたスケッチのストロークに、文字のアウトラインを見て、それをそのままロゴのデザインにしようと考えました。 デザインの過程で現れたかたちに、素のようなものを感じ取ったからです。 完成していない、デザインの出発点で方向性を見いだせないでいるロゴのかたちにすでに素朴な美しい存在を見つけた瞬間でした。
1974