かぜのび

故郷の北海道滝川市の隣町である農業の町・新十津川町が103年の歴史を閉じた旧吉野小学校を改修して、ぼくのアトリエとギャラリーを中心とした彫刻体験交流施設「かぜのび」をつくってくれた。(改修設計:飯田善彦)

5月から10月の期間、月曜日を除いて一般公開されている。
小さなショップではここでしか手に入らないぼくの小品が販売されているし、カフェでは特製のクッキーと美味しいお茶が楽しめる。

photo by machiko endo

ここはいわゆる美術館やギャリーとは違っていて、アートと対決するような場所でなく、いい時間を過ごすための素敵な場所にしたいと考えていて、気が付くとアートに囲まれている、そんな場所。だから作品の数も多くはない。
そのかわり、いつもと違う作品に出会えるし、作品が入れ替わって変化する空間を目指している。
その上、一度に入館できる人数を制限しているから、辺境の地であることも幸いして静かな幸せな時間が流れている。
美しい田園風景に囲まれて、のんびりとした時空間を求めて、毎日数名の方々が地元からも遠方からも訪れている。

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パセオ除幕式

昨年から信楽で制作していた4作品のひとつが、札幌駅パセオの地下広場に設置されました。

タテのラインを強調した103本の森の樹を表現したテラコッタ彫刻です。
タイトルは「テルミヌスの森」。4月29日に除幕式が開催されました。
サイズは 高さ3m × 幅18mです。

他に広場のデザインや施設内4カ所の通路にも巨大なグラフィックを担当しました。
すべてが完成するのは10月頃です。

五十嵐アート塾レクチャーシリーズ#24

久しぶりに太郎吉蔵で最近のこと、これからのことをお話します。
昨年から信楽で制作しているテラコッタの作品について、今夏の第四回太郎吉蔵デザイン会議、
滝川の隣町である新十津川町が改修(改修設計:飯田善彦)して渡してくれるアトリエ+ギャラリーの「かぜのび」、
春からhotel miura kaen内にスタートする「風のアトリエ」、
さらにはインターネット上に立ち上がる「風の美術館」など盛りだくさんの内容となります。
後半は会場の皆さんとこれからの活動について語り合いたいと思います。

 

五十嵐アート塾レクチャーシリーズ#24

講師:五十嵐威暢
日時:2011年3月5日(土)3:00-5:00pm
会場:太郎吉蔵 JR滝川駅より徒歩3分、北海道滝川市栄町2丁目8−9
受講料:一般1000円、学生およびA.C.T.会員は無料(当日、会場へ直接お越しください)
主催・お問い合わせ:NPO法人アートチャレンジ滝川(tel.0125-22-7337)

http://www.act-takikawa.or.jp